マスターブラウザの確認

 マイネットワークに表示されるコンピュータは「マスターブラウザ」が管理して
います。優先順位の高いOSがマスターブラウザになりますが、同じ優先順位
の場合、起動する順番によって、変ってしまいます。又、マスターブラウザが
LAN上の全PCを認識する為のタイムラグ等もあり、起動後しばらく時間がか
かります。
 そこで、「マスターブラウザ」にするPCを固定し、その他のPCは「マスターブ
ラウザ」にしない設定にすれば、高速で安定した運用が可能?かもしれません。


DOS窓で作業します。
nbtstat -n
出力結果に、__MSBROWSE__ が含まれる場合、マスターブラウザのPCです。
net view
コンピュータ名の一覧が表示されます。
nbtstat -a <コンピュータ名>    \\の入力は不要です
出力結果に、__MSBROWSE__ が含まれる場合、マスターブラウザのPCです。
 又は
nbtstat -A <IPアドレス>     例:nbtstat -A 192.168.1.10
出力結果に、__MSBROWSE__ が含まれる場合、マスターブラウザのPCです。

マスターブラウザにならないようにする

レジストリーを操作します。
.<スタート>メニューから<ファイル名を指定して実行>を選択。
「名前」に「regedit」と入力後 <OK>ボタンをクリックする。
レジストリエディタが起動したら、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentConrolSet\Services\Browser\Parameters
までキーをたどって開く。
ここから各サブキーを開き、文字列値「MaintainServerList」をダブルクリックする。
値のデータを「Auto」から「No」に変更し、<OK>ボタンをクリック。
レジストリエディタを終了し、Windows を再起動する。


マスターブラウザにする

レジストリーを操作します。
.<スタート>メニューから<ファイル名を指定して実行>を選択。
「名前」に「regedit」と入力後 <OK>ボタンをクリックする。
レジストリエディタが起動したら、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentConrolSet\Services\Browser\Parameters
までキーをたどって開く。
ここから各サブキーを開き、文字列値「IsDomainMaster」をダブルクリックする。
値のデータを「FALSE」から「TRUE」に変更し、<OK>ボタンをクリック。
レジストリエディタを終了し、Windows を再起動する。


台数が多い場合、マスターブラウザを探すには!

browstat.exeを利用します。
OSのインストールCD-ROMの\SUPPORT\TOOLS 含まれるツールを使います。
\SUPPORT\TOOLS\SETUP.EXEを実行して、システムにインストールします。
スタート、プログラム、ツール用のコマンドプロンプトを開き、browstat status を実行します。
出力結果の、
Master browser name is: xxxx が、マスターブラウザのPC名です。