接続先のIPアドレスが分かれば、格安にVPN(仮想プライベートネットワーク)が構成できます。

2台のWindows2000 Professional 又は WindowsXP Professional 間で仮想プライベートネットワークを構築する方法
1. サーバー側になるパソコンの設定
 1.1 マイネットワークのプロパティーを開いて、「新しい接続のウィザード」を起動します。
 1.2 次へ、「詳細接続をセットアップする」、次へ、「着信接続を受け付ける」、
次へ、「仮想プライベート接続を許可する」、次へ
 1.3 接続を許可するユーザーを選択します。
(接続するユーザー登録を事前におこなっておいて下さい)、次へ
 1.4 インターネットプロトコル(TCP/IP)、Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有
の2つにチェックがある事を確認して、次へ、完了
 
2. クライアント側になるパソコンの設定
 2.1 マイネットワークのプロパティーを開いて、「新しい接続のウィザード」を起動します。
 2.2 次へ、「職場のネットワークへ接続する」、次へ、「仮想プライベートネットワーク接続」、次へ
 2.3 接続の名前を入力(名前なので何でもOK)、次へ、
接続先のアドレス(ドメイン名やIPアドレスなど)を入力、次へ、完了

注1:ルータ経由の場合には、ルータのポートを開き、サーバーになるPCに接続できるようにします。
   PPTPが使われる為、1723番と46番を許可してください。

   サーバー側:1723の受信を許可、46番の送受信を許可してください。
   クライアント側:1723の送信を許可、46番の送受信を許可してください。
   
   間にルータが入っている場合には、ルータのVPNパススルーなどを許可してください。

注2:サーバー側になるPCのローカルアドレスは、固定してください。
   ルータでポート番号1723へのアクセスは、サーバーに転送する必要があるためです。

注3:サーバー側のIPアドレスとクライアント側のIPアドレスのグループは分けて下さい。
   VPNクライアントのIPアドレスは、サーバー側のDHCPサーバーから付与するようにします。
   例:サーバー側のネットワーク環境にルータが有り、DHCPサーバーが動いていれば、
      そこから付与されます。
     サーバー側のLAN環境にクライアントPCが存在するのと同じ事になります。

注4:ログイン認証には MS CHAP V2、 暗号化には MPPE 128、 圧縮には、MPPCが使われます。
   まぁそれなりに安全って事でしょうか?